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Wi-Fi 6/2.5GbEに対応した「GPD MicroPC 2」が登場、Intel N250搭載で8万円台

株式会社天空は2025年7月18日、GPD(Shenzhen GPD Technology Co., Ltd.)製の小型PC「GPD MicroPC 2」を2025年9月下旬に発売することを発表しました。価格は88,000円(税込)です。

【先行予約/9月下旬発売】GPD MicroPC 2(インテル N250/16GB/512GB)国内正規版<天空オリジナルパッケージ& – GPDダイレクト

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GPD MicroPC 2はコンパクトなクラムシェル型筐体にディスプレイ・キーボード・タッチパッド・バッテリーを備え、持ち運びが容易な小型PC(UMPC)です。OSはWindows 11 Proがプリインストールされています。

2019年発売の初代「GPD MicroPC」はIntel Celeron N4100、2021年発売のマイナーチェンジモデル「GPD MicroPC 2021ver」はCeleron N4120を搭載していたのに対し、GPD MicroPC 2にはIntel Processor N250が搭載されました。据置型のミニPCで広く用いられているN150と同じ"Twin Lake"に属し、コア/スレッド数こそCeleron N41x0と変わらない4コア/4スレッドながら、Geekbench 6におけるマルチコア性能はCeleron N4120のおよそ3倍(TDP 15W時)に達します。

RAMはLPDDR5 16GBが搭載されており、LPDDR4搭載の旧モデルと同じくユーザーによる拡張・換装は行えません。ストレージはPCI Express 3.0 x4接続・512GBのSSDを搭載し、ユーザーが任意のM.2 2280 SSDへ換装可能です。また、旧モデル同様にmicroSDカードスロットも設けられています。

ディスプレイは7インチ 1920×1080ピクセルで、旧モデルの6インチ 1280×720ピクセルに比べて画素密度が大幅に向上しています。リフレッシュレートは最大60Hz、画面輝度は500nitです。

本体右側面の電源ボタンには指紋センサーが統合され、別途リーダーを用意することなく指紋認証を利用できるようになりました。

外部接続インターフェース類にも変更が加えられ、旧モデルでは1000BASE-T対応だったRJ-45端子はRealtek RTL8125BG-CGを用い2.5GBASE-Tにアップグレードされています。USB Type-C端子は2基かつUSB 10Gbps・DisplayPort Alternate Mode対応となり、HDMI 2.1端子と合わせて最大3画面の映像出力が可能です。USB Standard-A端子は3基から2基に減ったものの、USB 10Gbpsに対応しています。このほか純粋なダウングレードとして、旧モデルに備わっていたシリアルポート(RS-232)が削除されました。

無線LAN/BluetoothモジュールはCNVio2接続のIntel Wi-Fi 6 AX201を搭載し、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)およびBluetooth 5.2が利用できます。

27.5Whのリチウムポリマーバッテリーは45WのUSB PDによる充電をサポートするほか、バッテリーを取り外した状態でもUSB PD給電での動作が可能です。バッテリーを含む本体重量は約500g、サイズは約171.2×110.8×23.5mmです。

2025年9月下旬の発売までにGPDダイレクトやハイビーム公式オンラインストア、Amazon.co.jpで予約注文を行った場合、通常価格から3,000円引きの85,000円(税込)で購入可能となっています。なお、これらの販路での取扱分はケースや保護フィルムなどのアクセサリが同梱される"天空オリジナルパッケージ"です。