Linksysの2.5GbEスイッチ「LN23」シリーズが国内で販売開始、5ポートモデルで15,000円台から

株式会社アスクは2025年6月25日、Linksysのネットワークスイッチ「LN2305-AH」および「LN2308-AH」の販売を開始しました。有限会社ドーフィールドジャパンが運営するECサイト「PC4U」における同日時点の価格はLN2305-AHが15,800円、LN2308-AHが17,600円(いずれも税込)です。

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LN2305-AHおよびLN2308-AHはLinksysから発売されている「LN23」シリーズのL2アンマネージドスイッチです。OpenWrtベースのVelop WRT Pro 7と合わせ、アスクが代理店として取り扱うことが2025年5月に発表されていました。

LN2305-AHは5基、LN2308-AHは8基のRJ-45端子を備え、すべての端子が2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXに対応しています。より高速なアップリンク接続用のポートは設けられていません。同じ端子構成でPoE+(IEEE 802.3at)に対応するLN2305P-AH、PoE++(IEEE 802.3bt)に対応するLN2308P-AHは2025年7月中旬以降の発売が予定されています。

PoE対応モデルを含むLN23シリーズのスイッチング容量は5ポートモデルが25Gbps、8ポートモデルが40Gbpsです。そのほか全モデルでMACアドレステーブルは4,000件、ジャンボフレームは最大12KBとなっています。

他社のアンマネージド製品にはループ検知・EEE(Energy Efficient Ethernet / IEEE 802.3az)のオン・オフをディップスイッチで切り替えられるもの、もしくはループ検知の動作状況を知らせるLEDを備えているものがありますが、LN23シリーズにはそのような機構は搭載されておらず、RJ-45端子と電源端子のみを備えた純粋なプラグアンドプレイ仕様です。

筐体サイズは両モデルとも幅168×奥行き90×高さ26mm、重量はLN2305-AHが約344g、LN2308-AHが約389gです。冷却ファンは搭載されていません。LN2305-AHおよびLN2308-AHはUSB Type-C端子からの給電で動作するため、付属の5V/2A電源アダプタ以外にも市販のUSB電源アダプタやPCのUSB Type-C端子に接続して利用できます。

国内ではプラネックスの5ポートモデルであるFX2G-05EM2が10,000円前後、8ポートモデルのFX2G-08EM2が12,000円台で販売されており、XikeStor・Binardat・keepLiNK・FOXNEO等の製品であれば更に安価で入手可能です。なお、LN2305はHKEPC Hardwareに分解記事が掲載されており、FX2G-05EM2と同じRealtek RTL8372 + RTL8221Bの構成であることが確認できます。

低功耗設計、USB-C 供電 Linksys LN2305 5-Port 2.5G Switch 實測 - 電腦領域 HKEPC Hardware - 全港 No.1 PC網站