
2025年3月5日現在、MINISFORUM Japan 公式オンラインストアにて「BD790i X3D」の注文受付が行われています。同日時点の価格は99,980円(税込)です。
BD790i X3DはAMD製プロセッサをオンボードで実装したMini-ITXフォームファクタのマザーボードです。型番が示す通り基本的な仕様は既存のBD790iと共通で、違いはプロセッサがAMD Ryzen 9 7945HX("Dragon Range")からRyzen 9 7945HX3D(同)に変更された点にあります。キャッシュメモリの増量によってRyzen 9 7945HXよりも高いゲーミング性能を発揮できるほか、デスクトップ向けのRyzen 9 7950X3D("Raphael")と比較してもベンチマークスコアの低下は10%程度に収まるとされています。
RAMはDDR5-5200 SODIMMを2基装着でき、最大96GBまでの拡張が可能です。ストレージはPCI Express 5.0 x4対応のM.2 SSDを2基取付可能で、SATA端子は用意されていません。
マザーボードを覆う形で装着済みのヒートシンクに任意の120mmファンを取り付けてプロセッサを冷却する構造で、BD795MのようにユーザーがCPUクーラーを装着できる設計にはなっていません。
無線LANはWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)、有線LANは2.5GBASE-Tに対応しますが、どちらもチップセットの型番は非公開です。背面I/OパネルにはHDMI 2.1端子×1、DisplayPort 1.4端子×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 1 Standard-A×2、USB 2.0 Standard-A×2、2.5GBASE-T対応RJ-45端子、オーディオ端子が存在し、dGPUを装着しない場合でもRyzen 9 7945HX3Dに含まれるRadeon 610Mから最大3画面の同時出力を行えます。