NTTコム、「OCN 光」向けに「IPoEアドバンス」を提供開始・Windows Updateの分離等により安定した通信を可能に

NTTコミュニケーションズ株式会社は6月1日、「OCN 光」向けオプションサービス「IPoEアドバンス」を発表しました。

料金は月額1,848円(税込)で同日より提供が開始されています。

ニュース 2021年6月1日:「OCN光回線サービス」において、より安定したインターネット通信を実現する「IPoEアドバンス」の提供を開始 | NTTコミュニケーションズ 企業情報

OCN 光 IPoEアドバンス|NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま

IPoEアドバンス(『重要事項』のご案内) | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま

スポンサーリンク

NTTコミュニケーションズは2020年6月から光コラボレーションモデルの「OCN 光」において「OCNバーチャルコネクト」を利用するIPv6 IPoE / IPv4 over IPv6接続機能(『IPoEインターネット接続機能』)を標準で提供していますが、「IPoEアドバンス」はこの機能をアップグレードする有料オプションとなります。

具体的にはWindows Update / Microsoft Updateのトラフィックを識別・分離することで他のトラフィックへの影響を回避する他、通常とは別に「IPoEアドバンス」専用の"広帯域"ネットワークが確保されるとのことです。
(トラフィック識別のためIPアドレス・ポート番号・アプリケーション層データの取得に同意する必要があり、DPI(Deep Packet Inspection)が実施されていると思われます)

「IPoEアドバンス(以下、本サービス)」は、帯域を継続的かつ大量に占有する、またはそのおそれのあるWindows UpdateおよびMicrosoft Updateについて、あらかじめ弊社が当該通信に他の通信と別の帯域を割り当てる等の制御をすることにより、当該通信がそれ以外の通信に与える影響を緩和し、「IPv6(IPoE)またはIPv4 over IPv6(IPoE)(以下、IPoE)」接続を円滑にご利用いただけます。

https://www.ntt.com/personal/signup/internet/hikari/ipoeadvance.html

「IPoEアドバンス」専用の広帯域ネットワークにより高い品質の通信を確保※し、遅延や途切れ、映像の乱れなどが改善されます。

https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/campaign/ipoeadvance-202106.html

「IPoEアドバンス」を契約した状態であっても提供形態はベストエフォートのままで、通信速度の保証などは一切含まれていません。

従来の「IPoEインターネット接続機能」と同じく、利用にあたってはOCNバーチャルコネクトに対応するルーターが必要です。ルーター・セキュリティ機能・サポートをセットにした「OCN v6アルファ」は「IPoEアドバンス」と併用できないため、ルーターはユーザーが購入するか貸与されたHGWを使用することになります。