東日本電信電話株式会社(NTT東日本)・西日本電信電話株式会社(NTT西日本)のウェブサイトにおいて、2020年4月6日週(4月6日~10日)および3月30日週(3月30日~4月3日)のトラフィックに関する資料が公開されています。
新型コロナウイルス( COVID-19 )に対するNTT東日本の取り組み | 企業情報 | NTT東日本
新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた取り組みについて|NTT西日本
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する取り組みの一環として公開されており、東西ともに「フレッツ 光」および「光コラボレーションモデル」のサービスにおけるIPoE/PPPoEトラフィックが集計対象となっています。
NTT東日本エリア全域の4月6日週分 平日トラフィックは2020年2月25日週(2月25日~28日)に比べて昼間帯で33%、夜間ピーク時で2%増加しており、COVID-19の影響によるリモートワーク等でトラフィックが大幅に増加していることが見て取れます。
4月11日・12日の土日トラフィックは2月29日・3月1日に比べて昼間帯で9%、夜間ピーク時で2%増加しており、平日よりも小幅ながら変動が確認できます。
エリア別のトラフィック情報を見ると、東京都でのトラフィックが他のエリアよりも高い割合で増加しています。
NTT西日本エリア全域のトラフィックも東日本エリアと似た傾向が見られ、4月6日週分 平日トラフィックは2月25日週に比べて昼間帯で29%、夜間ピーク時で4%増加しています。
土日トラフィックは東日本エリアとやや異なり、3月30日週(3月30日~4月3日)に一度落ち込んだ後、4月6日週に再び増加しています。
2月25日週比の増加率は昼間帯で8%、夜間ピーク時で5%となっています。
COVID-19の影響によるトラフィック増大に関する通信事業者の対応としては、ソフトイーサ株式会社が3月上旬から東京都・茨城県でPPPoEアクセスポイントの無償開放を実施しています。