SynologyのWi-Fi 6ルーター「WRX560」は約32,000円に、Amazonで予約受付開始

2022年11月4日現在、Amazon.co.jpでSynologyの無線LANルーター「WRX560」の予約注文受付が行われています。価格は32,448円(税込)で2022年11月10日に発売される予定です。

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WRX560は5GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大2,400Mbps(4ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯で同600Mbps(2ストリーム/40MHz・速度はいずれも公称表記)の通信に対応するデュアルバンド「AX3000」クラスの製品です。WAN側またはLAN側のどちらかで利用可能な2.5GBASE-T対応端子を備え、他のSynology製ルーターと組み合わせてメッシュネットワークの構築を行えます。

メッシュネットワークを構築する場合、WRX560はRT6600axに接続する追加Wi-Fiポイント、もしくはWRX560/RT2600ac/MR2200acを接続するプライマリWi-Fiポイントとして使用可能です。WRX560をプライマリWi-Fiポイント、RT6600axを追加Wi-Fiポイントとする運用は行えません。

Mesh Wi-Fi システムを展開するにはどうすればよいですか? - Synology ナレッジセンター

2022年10月下旬にSynologyから発表された段階で日本国内での発売が告知されていたものの、国内における販売価格は不明でした。既に販売が開始されているアメリカでの価格は219.99USD(Amazon.com)のため、2022年11月現在のレートで換算すると国内外の価格差はほぼありません。

IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)世代のRT2600ac・MR2200ac同様、WRX560は既存のWi-Fi 6対応製品であるRT6600axと併売されます。どちらもSynology Router Manager(SRM)ベースのためソフトウェア面での機能差は小さいものの、WRX560では無線LAN部分以外にも最大接続台数やVPN対地数などが限られています。

WRX560RT6600ax
無線LAN(5GHz帯1)最大2,400Mbps
(4str/80MHz)
最大4,800Mbps
(4str/160MHz)
無線LAN(5GHz帯2)非対応最大1,200Mbps
(2str/80MHz)
無線LANアンテナ内蔵アンテナ
(5GHz帯専用×4
+ 2.4GHz帯専用×2)
外部アンテナ×6
(5GHz帯専用×4
+ 5GHz帯/2.4GHz帯兼用×2)
SSID最大数1015
最大接続台数150台200台
CPU4コア 1.4GHz4コア 1.8GHz
メモリDDR4 512MBDDR3 1GB
クライアントVPN
アクセスライセンス数
2040
サイト間VPNトンネル最大数1020
WRX560とRT6600axの違い
(同一の要素は省略)