TerraMaster、デュアル5GbEのIntel N150搭載NAS「F2-425 Plus」・「F4-425 Plus」を発売

2025年10月18日現在、Amazon.co.jpでTerraMasterのNASキット「F2-425 Plus」および「F4-425 Plus」が販売されています。同日時点の価格はF2-425 Plusが67,990円、F4-425 Plusが95,990円(いずれも税込)です。

F2-425 Plus – TerraMaster Official Store

F4-425 Plus – TerraMaster Official Store

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F2-425 Plusは2基の3.5/2.5インチドライブベイと3基のM.2 SSDスロットを備え、合計84GB(3.5インチHDD 30TB×2 + M.2 SSD 8TB×3)のストレージを構築可能なNASキットです。

プロセッサはF2-425のIntel Celeron N5095("Jasper Lake")に代えてIntel Processor N150("Twin Lake")が搭載されています。CPU部分が4コア/4スレッド構成である点は変わらないものの、PassMark CPUベンチマークスコアは約1.35倍に上昇し、8Kトランスコーディング性能は最大25%向上すると謳われています。F4-425(DDR4 4GB)の2倍となる8GBのDDR5 RAMが標準で搭載されており、SODIMMの交換で最大32GBまでの拡張が可能です。

ネットワークインターフェースは2.5GBASE-T対応端子×1のみだったF2-425に対し、新たに5GBASE-T対応のRJ-45端子が2基設けられました。リンクアグリゲーションにも対応しており、NAS全体では5Gbpsを超える速度でのアクセスも可能となっています。

"Twin Lake"および前世代の"Alder Lake-N"でPCI Expressを利用する場合は最大限の割当でも9レーンと数に限りがあるため、3基のM.2スロットはいずれもPCI Express 3.0 x1での接続となり、より多いレーン数を必要とするSSDのパフォーマンスをフルに発揮することはできません。

DAS(Direct Attached Storage)によるストレージの拡張などに使用可能なUSB端子は本体前面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が1基、背面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子が1基とUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が2基設けられています。また、背面には映像出力用のHDMI端子も1基存在します。

F2-425は筐体全体が黒で統一されていましたが、F2-425 Plusは外周部が白に変更され、TerraMasterロゴの表示面積も縮小されました。サイズはF2-425よりもごくわずかに小さいW122×H150×D219mm、ドライブを含まない本体の重量は2.2kgです。


F4-425 PlusはF4-425の上位モデルにあたる4ベイ機種で、合計144GB(3.5インチHDD 30TB×4 + M.2 SSD 8TB×3)のストレージを構築可能です。

ドライブベイの増加と筐体サイズの拡大を除いた仕様は上に述べたF2-425 Plusのものと概ね共通で、標準搭載のRAMが16GBになっているのが主な違いと言えます。

サイズはW181×H150×D219mm、ドライブを含まない本体の重量は2.9kgです。