TP-Link、PCIe接続のWi-Fi 7子機「Archer TBE550E」・「Archer TBE400E」を国内で発売

ティーピーリンクジャパン株式会社は2025年1月30日、無線LAN子機「Archer TBE550E」および「Archer TBE400E」を発表しました。想定販売価格は前者が14,190円、後者が9,900円(いずれも税込)で2025年2月13日に発売される予定です。

Archer TBE550E | BE9300 Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 PCIeアダプター | TP-Link 日本

Archer TBE400E | BE6500 Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4PCIeアダプター | TP-Link 日本

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Archer TBE550Eは6GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大5,760Mbps(2ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大2,880Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE9300」クラスの製品です。

Wi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)世代のArcher TXE75EやArcher TX3000Eと同様、磁石で固定できる台座付きの外部アンテナが付属します。デザインが一新された台座には動作状況を表すLEDライトが内蔵されており、天面に設けられたタッチスイッチにより発光パターンの切り替えが可能です。

PCとはPCI Express x1を介して接続され、OSはWindows 11 64bit版のみがサポートされます。なお、Wi-Fi 7を利用するためにはWindows 11 Version 24H2以降の導入が必要です。ブラケットは標準サイズとLow Profileの2種が付属しています。

搭載モジュールは公開されていないものの、FCCの認証を通過した際の資料ではMediaTek MT7927(Filogic 380)の搭載が確認できます。TP-Link公式サイトで配布されているドライバもMediaTek製品を対象としたものであり、他のMediaTek製子機向けチップセットでは「BE9300」構成が実現できないことから、日本市場で販売されるものについてもMT7927を搭載している可能性が高いと思われます。


Archer TBE400Eは6GHz帯でWi-Fi 7による最大2,880Mbps(2ストリーム/160MHz)、5GHz帯で最大2,880Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE6500」クラスの製品です。

Archer TBE550Eに比べると仕様が抑えられた普及モデルであり、320MHz幅の通信をサポートしないほか、アンテナもArcher TXE75EやArcher TX50Eと同様にブラケット部直結となっています。

仕様から推測するとMediaTek MT7925(Filogic 360)を搭載していると思われますが、詳細は不明です。