中国Xiaomiは12月28日、無線LANルーター「小米路由器AX6000」を発表しました。
2021年1月に発売される予定で、公式サイトでは599CNY(約9,485円)で予約受付が行われています。
小米路由器AX6000は5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大4,804Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で同574Mbps(2ストリーム/40MHz)、IoT機器向けの「AIoTアンテナ」で最大583Mbps(5GHz帯 433Mbps + 2.4GHz帯 150Mbps?)の通信に対応する「AX6000」クラスの製品で、MU-MIMOおよびビームフォーミングをサポートしています。
SoCとしてQualcomm IPQ5018を搭載し、Qualcommが「4K QAM」と呼称している4096QAMにMCS Index 12/13を用いて対応します。
(4ストリームでの運用時はMCS Index 10/11の1024QAMが上限とされており、最大スループットは現在市販されている4ストリーム/160MHz/1024QAM対応製品と変わりません)
1基のWAN/LAN兼用端子は2.5GBASE-T、1基のWAN/LAN兼用端子と2基のLAN端子は1000BASE-Tまでの対応です。USB端子は備わっていません。
7基の外部アンテナを含む筐体デザインは既存モデル「小米AIoT路由器 AX3600」に類似しており、カラーはブラックのみが用意されています。
なお、4K QAMおよび160MHz幅での通信をサポートするクライアントとしてQualcomm Snapdragon 888搭載スマートフォン「Mi 11」が発表されており、「WiFi6 增强版」として最大3.5Gbps(5GHz帯 約2,882Mbps + 2.4GHz帯 約689Mbps?)の通信に対応しています。