上に置いたミニPCに4基の2.5GbE端子を追加できる「Beelink Mate MINI S」

2025年9月30日現在、Beelink公式サイトでミニPC向けドック「Mate MINI S」が販売されています。同日時点の価格は79USD(約11,680円)です。

Beelink | Beelink Mate MINI S Dock for MINl S12/S12 Pro & MINl S13

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Mate MINI SはUSB端子を備えるミニPC、特に寸法とカラーリングが一致するBeelink S12/S13シリーズに接続して使用することが想定されたドックです。これまでのBeelink Mateシリーズにはインターフェースとストレージの両方を拡張するもの(M4 Mac mini向けのMate mini・Beelink SER8/SER9向けのMate SE)とストレージのみを拡張するもの(Mac Studio向けのMate Studio)がありましたが、Mate MINI Sはストレージ搭載能力を持たずインターフェース拡張に特化しています。

一般的なUSB Type-C接続のドックがUSB Standard-A端子や映像出力端子など複数種類のインターフェースを備えているのに対し、Mate MINI Sは4基のRJ-45端子のみを備え、さらに4基すべてが2.5GBASE-Tに対応する珍しい構成となっています。PCとの接続に用いられるのはUSB 10Gbps(USB 3.1 Gen 2/USB 3.2 Gen 2)のため、4基の端子で同時に2.5GbE通信を行ってもUSBがボトルネックになることはありません。

搭載されているチップセットの情報は非公開ですが、内部でUSBハブによる分岐を行い、各ポートにRealtek RTL8156シリーズ等のUSB - 2.5GbEインターフェースを接続していることが考えられます。

サイズはW115.2×D102.2×14.8mm(ゴム足除く)、重量は284gで、前述の通り同じサイズのBeelink S12/S13シリーズと重ねて使用できます。付属品はミニPCのUSB Standard-A端子とMate MINI SのUSB Type-C端子を接続するための短尺USBケーブルと取扱説明書のみです。