2020年12月発売予定のBUFFALO製無線LANルーター「WSR-3200AX4S」シリーズ、2020年1月に発売された同社製品「WSR-2533DHP3」シリーズ、Amazon.co.jp限定モデルとして投入された「WSR-A2533DHP3」シリーズの相違点を見てみたいと思います。
主な仕様の一覧
WSR-3200AX4S | WSR-2533DHP3 | WSR-A2533DHP3 | |
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対応通信規格 | IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n | IEEE 802.11ac/a/b/g/n | IEEE 802.11ac/a/b/g/n |
最大通信速度 (5GHz帯) | 2,401Mbps (4ストリーム/80MHz) | 1,733Mbps (4ストリーム/80MHz) | 1,733Mbps (4ストリーム/80MHz) |
最大通信速度 (2.4GHz帯) | 800Mbps (4ストリーム /40MHz/256QAM) | 800Mbps (4ストリーム /40MHz/256QAM) | 800Mbps (4ストリーム /40MHz/256QAM) |
MU-MIMO | ○ | ○ | ○ |
ビームフォーミング | ○ | ○ | ○ |
暗号化方式 | WPA3-Personal WPA2-Personal WEP | WPA2-Personal WPA-Personal WEP | WPA2-Personal WPA-Personal WEP |
WAN端子 | 1000BASE-T×1 | 1000BASE-T×1 | 1000BASE-T×1 |
LAN端子 | 1000BASE-T×4 | 1000BASE-T×4 | 1000BASE-T×4 |
バンドステアリングLite | ○ | - | ○ |
ネット脅威ブロッカー ベーシック | ○ | - | - |
i-フィルター for BUFFALO | ○ | ○ | ○ |
CPU | 非公開 | デュアルコア 1.35GHz | デュアルコア 1.35GHz |
筐体サイズ | W37.5×H160×D160mm | W37.5×H160×D160mm | W37.5×H160×D160mm |
通信速度
WSR-3200AX4SとWSR-2533DHP3/A2533DHP3の最大の違いは5GHz帯の通信速度です。
WSR-3200AX4SはIEEE 802.11ac/a/b/g/nに加えてIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)をサポートしており、同じアンテナ数・帯域幅のIEEE 802.11acに対して約1.38倍の最大2,401Mbpsでの通信に対応しています。
対して2.4GHz帯はIEEE 802.11nまでの対応に留まっているため、2.4GHz帯の通信速度はWSR-2533DHP3/A2533DHP3と変わりません。
暗号化方式
WSR-3200AX4Sは他のBUFFALO製IEEE 802.11ax対応ルーターと同じくWPA3-Personalに対応しており、クライアント側も対応していればWPA2-Personalに比べて安全性が高い状態で通信を行うことができます。
バンドステアリングLite
5GHz帯と2.4GHz帯のSSIDを共通化している場合に限り電波強度に応じて周波数帯の切り替えを行う機能で、WSR-2533DHP3は対応しておらずAmazon限定のWSR-A2533DHP3に限り搭載されていた「バンドステアリングLite」ですが、WSR-3200AX4Sでは特定販路向けモデルに限らず搭載されるようになりました。
ネット脅威ブロッカー ベーシック
WSR-3200AX4SにはKasperskyの技術を用いたセキュリティ機能「ネット脅威ブロッカー ベーシック」が後日のファームウェアアップデートで提供される予定です。