GIGABYTEの背面コネクタM/B「B650E AORUS STEALTH ICE」が5万円弱で国内発売

2024年7月30日現在、Amazon.co.jpおよびヨドバシ.comでGIGABYTE製マザーボード「B650E AORUS STEALTH ICE」の予約注文受付が開始されています。同日時点の価格は前者が48,064円、後者が53,120円 + 10%ポイント還元(価格はいずれも税込)で2024年8月2日に発売される予定です。

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B650E AORUS STEALTH ICEはチップセットとしてAMD B650Eを搭載するATXフォームファクタのSocket AM5マザーボードです。

最大の特徴はASUSが「BTF」(Back To the Future)、MSIが「PROJECT ZERO」として展開する製品群と同様、電源端子・SATA端子・USBピンヘッダ等の各種端子類を背面に備えている点です。また、背面には1920×1080/30Hzの出力に対応するHDMI端子が存在し、ケース内に搭載したディスプレイへの情報表示を行えます。GIGABYTE公式サイトのサポートページで背面コネクタに対応するケースの一覧が公開されており、日本で販売中のモデルではCORSAIR 6500D・Cooler Master MasterBox 600・InWin D5等が挙げられています。

B650E AORUS STEALTH ICEのブロックダイアグラム
(クリック/タップで拡大)

マザーボード下部の大半が覆われるデザインとなっている都合上、拡張スロットは1基のPCI Express 5.0 x16スロット(EZ-Latch Plus対応)のみが存在し、一般的なATXマザーボードの大半に見られるPCI Express x4スロットやx1スロットは設けられていません。ストレージ用のM.2スロットはCPU直下にPCI Express 5.0 x4対応の1基、カバー内部にPCIe 4.0 x4対応の2基(うち1基はCPU、1基はチップセット接続)の合計3基が設けられています。

無線LANはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応するものの、モジュールがMediaTek Filogic 360(MT7925)のため、最大帯域幅がWi-Fi 6/Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)と同じ160MHz幅に限られている点に注意が必要です。アンテナ端子はワンタッチでの脱着が可能な「WIFI EZ-Plug」仕様で、白色の外部アンテナが付属します。有線LANはRealtek製チップセットを搭載し2.5GBASE-T(IEEE 802.3bz)に対応しています。

その他、主なインターフェイスは以下の通りです。

  • リアI/Oパネル
    • USB 3.2 Gen 2 Type-C×1(CPU接続)
    • USB 3.2 Gen 2 Standard-A×2(CPU接続)
    • USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1(チップセット接続)
    • USB 3.2 Gen 1 Standard-A×4(チップセット + ハブ接続)
    • USB 2.0 Standard-A×4(CPU + ハブ接続)
    • HDMI 2.1×1
    • RJ-45×1(2.5GBASE-T対応)
    • オーディオ端子×3
  • 内部(マザーボード背面)
    • USB 3.2 Gen 2 Type-C内部コネクタ×1(チップセット接続)
    • USB 3.2 Gen 1ピンヘッダ(2ポート分・チップセット接続)
    • USB 2.0ピンヘッダ(4ポート分・チップセット接続)
    • HDMI×1
    • SATA端子×4
    • CPUファン用ピンヘッダ×2(うち1基はポンプ兼用)
    • ケースファン用ピンヘッダ×4(うち1基はポンプ兼用)