エレコム、国内最安1万円台のWi-Fi 7ルーター「WRC-BE36QS-B」を発売

エレコム株式会社は2024年7月31日、無線LANルーター「WRC-BE36QS-B」を発表しました。店頭実勢価格は16,800円(税込)で2024年8月下旬に発売される予定です。

Wi-Fi 7 2882+688Mbps Wi-Fi 2.5Gルーター - WRC-BE36QS-B

スポンサーリンク

WRC-BE36QS-Bは5GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大2,882Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE3600」クラスの製品です。このクラスの機種は6GHz帯で無線LANを運用できない中国で多く発売されており、他の地域でもTP-Link Archer BE230/BE3600・ASUS TUF Gaming BE3600等が登場しつつありますが、日本での発売例はWRC-BE36QS-Bが初となります。

Wi-Fi 7の新機能であるMLO(Multi-Link Operation)は5GHz帯 + 2.4GHz帯の組み合わせに対応し、この他にMU-MIMO・ビームフォーミング(ビームフォーミングZ)をサポートしています。無線LANの暗号化方式はWPA3-Personal・WPA2-Personalを利用できます。

1基のWAN端子は2.5GBASE-T対応、2基のLAN端子は1000BASE-T対応で、WAN側のみマルチギガビット接続が可能です。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはv6プラス・transix・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパス・v6 コネクトに対応しています。

上位機種のWRC-BE94XS-Bと異なり、製品一覧に「クアッドコアCPU」の記述が見られることを除いて搭載プロセッサの詳細は公開されていません。筐体サイズはW50×H215×D160mm、重量は約765gです。

6GHz帯非対応、空間ストリーム数が少ない、LAN端子が2基のみかつ1000BASE-T対応といった上位機種との仕様の違いはあるものの、2024年7月時点で国内市場向けに発表されているWi-Fi 7ルーターでは最も安価な1万円台の実売価格が実現されています。