Synology、アンテナ内蔵の2.5GbE対応Wi-Fi 6ルーター「WRX560(仮)」を投入予定?

2022年9月13日現在、米FCC(Federal Communications Commission)の認証を通過した機器として「YOR-WRX560」の資料が公開されています。

Synology . Synology 11ax router WRX560 FCC ID YOR-WRX560

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"WRX560"に関する情報は2022年9月13日時点でSynologyから公開されていませんが、認証時の添付資料からいくつかの情報を読み取ることができます。

Hardware Installation Guideでは縦置きを前提とした筐体の外観が確認できます。NETGEAR OrbiシリーズとRT6600axを足したようなデザインで、WAN/LAN端子やDC電源端子は背面に集約されています。過去のSynology製無線LANルーターはMR2200acを除いて外部アンテナを備えていましたが、"WRX560"には外部アンテナは備わっていません。

Hardware Installation Guideには仕様の一部も掲載されており、5GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大2,400Mbps(4ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯で同600Mbps(2ストリーム/40MHz・速度は資料中表記)のデュアルバンド「AX3000」構成であることが見て取れます。各1基の2.5GBASE-T端子および1000BASE-T端子はWAN/LAN兼用、その他3基の1000BASE-T端子はLAN専用です。

筐体前面や資料の一部には「RT3000ax」の表記が見られ、過去の例を踏まえると実際に投入される際の型番はこちらになると思われます。Label Sampleには技適マークの表記があり、RT2600ac以降のSynology製品と同様に日本国内での発売も予定されているようです。(サンプルのためか番号はRT6600axのものが表記されています)

現時点では実際に投入されるか定かではないものの、Synology Router Manager(SRM)の機能でメッシュネットワークを構築する際の追加用アクセスポイント、もしくはRT6600axほどの無線パフォーマンスを必要としない環境での無線LANルーターとしての運用が考えられます。