TP-Linkは2022年11月14日、無線LANルーター「Archer BE900」を発表しました。アメリカでは2022年12月31日から予約注文受付が開始され、2023年の第1四半期に699.99USDで発売される予定です。日本国内での販売予定や価格などの情報は明らかになっていません。
Archer BE900 | BE24000 Quad-Band Wi-Fi 7 Router | TP-Link
2022 TP-Link Wi-Fi 7 Product Launch Event - YouTube
Archer BE900は6GHz帯でIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大11,520Mbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯1・5GHz帯2でそれぞれ最大5,760Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するクアッドバンド「BE24000」クラスの製品です。
有線インターフェイスとして10GBASE-T対応のWAN/LAN兼用端子を1基、2.5GBASE-T対応のLAN端子を4基、1000BASE-T対応のLAN端子を1基備える他、SFP+スロットとRJ-45端子のコンボ(排他仕様)となった10GbEポートが存在します。
セキュリティ機能は引き続きTP-Link HomeShieldが搭載されます。
従来モデルから筐体デザインが一新され、TP-Linkの上位モデルにおける特徴でもあった多数の外部アンテナは廃されました。発表イベント内で公開された画像によると、筐体上部に合計12基(6GHz帯×4、5GHz帯×4、5GHz帯/2.4GHz帯兼用×4)のアンテナが確認できます。
また、筐体前面のパンチホール部分は"LED screen"であり、現在時刻・天気・気温や絵文字などのパターンを表示可能になっています。更に前面下部にはタッチ操作に対応する液晶ディスプレイが搭載され、現在の通信速度や接続中の子機数、CPU・メモリの使用状況などを確認できるようです。
この他、類似デザインの下位モデルとして「Archer BE800」も発表されています。
Archer BE800 | BE19000 Tri-Band Wi-Fi 7 Router | TP-Link
Archer BE800は6GHz帯でIEEE 802.11beによる最大11,520Mbps、5GHz帯で最大5,760Mbps、2.4GHz帯で最大1,376Mbpsの通信に対応するトライバンド「BE19000」クラスの製品です。
有線インターフェイスとして10GBASE-T対応のWAN/LAN兼用端子を1基、2.5GBASE-T対応のLAN端子を4基備える他、SFP+スロットとRJ-45端子のコンボ(排他仕様)となった10GbE対応WAN端子が存在します。