
ヤマハは2025年10月22日、ネットワークスイッチ「SWX2320-30MC」・「SWX2322P-30MC」・「SWX3220-30MC」・「SWX3220-30TCs」を発表しました。価格はSWX2320-30MCとSWX3220-30TCsが1,155,000円、SWX2322P-30MCとSWX3220-30MCが1,375,000円(いずれも税込)で2025年12月に発売される予定です。
今回発表された4モデルの内訳はSWX2320-30MCがインテリジェントL2スイッチ、SWX2322P-30MCがPoE対応のインテリジェントL2スイッチ、SWX3220-30MC・SWX3220-30TCsがスタンダードL3スイッチとなっています。
SWX2320-30MC | SWX2322P-30MC | SWX3220-30MC | SWX3220-30TCs | |
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分類 | インテリジェントL2スイッチ | インテリジェントL2スイッチ (PoE) | スタンダードL3スイッチ | スタンダードL3スイッチ |
10GBASE-T対応端子 | 24基 | 24基 | 24基 | 4基 |
SFP+スロット | - | - | - | 20基 |
PoE | 非対応 | PoE++ (IEEE 802.3bt) | 非対応 | 非対応 |
高精度時刻同期 | IEEE 1588 PTPv2 TC | IEEE 1588 PTPv2 TC | IEEE 1588 PTPv2 TC IEEE 1588 PTPv2 BC | IEEE 1588 PTPv2 TC IEEE 1588 PTPv2 BC |
電源冗長化 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
最大消費電力 | 190W | 1,100W (PoE給電能力720W) | 179W | 146W |
価格 (税込) | 1,155,000円 | 1,375,000円 | 1,155,000円 | 1,375,000円 |
ヤマハ製品では初となる100GbE対応のQSFP28スロット2基、25GbE対応のSFP28スロット4基が全モデルに備わっており、他のスイッチやルーターとのアップリンク接続もしくはスタック構成のスイッチ間接続を100GbE・25GbEで行えるようになりました。そのほかダウンリンク接続向けに4基の10GBASE-T対応端子と20基のSFP+スロット(SWX3220-30TCs)、もしくは24基の10GBASE-T対応端子(他の3モデル)を備えています。
スイッチとしての処理性能は全モデル共通で、スイッチング容量が1,080Gbps、パケット転送能力が803.57Mpps、MACアドレス登録数が64,000件といった構成です。
L3スイッチ2機種は電源冗長化に対応しており、別途オプションヒントして用意される電源ユニット(YPSU-550W-AC)を装着することで冗長性の確保が可能です。
今回発表された4モデルはいずれもYamaha Network Organizer(YNO)に対応しています。従来のスイッチはルーター経由でのみYNOによる管理が可能でしたが、今後はファームウェアの更新やGUI Forwarder機能による管理画面へのアクセスをより効率的に行えるようになります。また、既存のインテリジェントL2スイッチ・ライトL3スイッチ・スタンダードL3スイッチについてもファームウェアアップデートでYNOへの対応が予定されています。