ヤマハ、10GbE対応センタールーターの新モデル「RTX3510」を発表 価格は76万円台

ヤマハ株式会社は2023年7月12日、10ギガアクセスVPNルーター「RTX3510」を発表しました。希望小売価格は764,500円(税込)で2023年8月に発売される予定です。

多拠点ネットワークのセンタールーターに最適なフラッグシップモデル ヤマハ 10ギガアクセスVPNルーター『RTX3510』 ネットワーク規模に応じて段階的にVPN対地数を拡張できる ヤマハ VPN拡張ライセンス『YSL-VPN-EX3』 - ニュースリリース - ヤマハ株式会社

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RTX3510は旧モデルのRTX3500同様、複数拠点とのVPN接続を行う"センターVPNルーター"に位置付けられており、ヤマハ製ルーター全体では2022年発売のRTX1300に続く2機種目の10GbE対応機種となります。LAN端子のうちLAN3・LAN4が10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-Tをサポートし、隣接するSFP+スロットとのコンボポート(排他仕様)として扱われます。

RTX3500比では最大スループットが9.9Gbps(RTX3500:4.0Gbps)に、IPsec最大スループットが3.0Gbps(RTX3500:2.0Gbps)に向上した他、NATセッション数がRTX3500/RTX5000の65,534から500,000へと大幅に拡大されました。筐体もRTX3500から小型・軽量化され、動作環境の周辺温度が最大40℃から45℃へ引き上げられています。

初期状態のVPN対地数は最大1,000ですが、VPN拡張ライセンスのYSL-VPN-EX3を最大の4つ適用することで3,000対地までの拡大が可能です。

発表に伴ってヤマハから公開されているIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスのサポート状況が更新され、RTX3510ではtransix・v6プラス・IPv6オプション・クロスパス・v6 コネクトが動作確認済みとなりました。

動作確認済み IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス