NEC-PF、「ホームIPロケーション機能」の提供を2024年9月末で終了

NECプラットフォームズ株式会社は2024年3月26日、「ホームIPロケーション機能」の提供を2024年9月30日を以て終了する旨を公表しました。

【重要】「ホームIPロケーション機能」サービス終了のお知らせ| お知らせ | AtermStation

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「ホームIPロケーション機能」はNECプラットフォームズ（旧NECアクセステクニカ含む）が2011年以降に投入したIEEE 802.11ac（Wi-Fi 5）・IEEE 802.11n（Wi-Fi 4）世代の無線LANルーターに実装されていたもので、ルーターに割り当てられたグローバルIPアドレスと「home-ip.aterm.jp」のドメイン名を紐付け、外部からドメイン名によるUSB機器へのアクセスなどを可能にするDDNS（Dynamic Domain Name System）サービスです。

  • IEEE 802.11ac対応製品
    • WG2600HP3 / WG2600HP2 / WG2600HP
    • WG2200HP
    • WG1800HP2 / WG1800HP
    • WG1400HP
    • WF1200HP2 / WF1200HP
  • IEEE 802.11n対応製品
    • WG600HP
    • WF300HP
    • WR9500N
    • WR9300N
    • WR8750N
    • WR8600N
    • WR8175N
    • WR8160N

IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続の普及に伴ってかIEEE 802.11ax（Wi-Fi 6）世代の製品には対応機種が存在せず、IEEE 802.11ac世代の製品でも2018年発売のAterm WG2600HP3が最後の対応例となっていました。

終了に伴う代替サービスの案内は無く、環境に応じて外部のDDNSサービスを利用することになります。なお、利用不能になるのはホームIPロケーション機能のみであり、グローバルIPアドレスを直接指定することによる外部からのアクセスは今後も可能です。

国内メーカーが自社製品向けに提供するDDNSサービスとしてはバッファローが現行製品にも対応する「バッファロー・ダイナミックDNSサービス」を年額3,960円（税込・法人向けVPNルーターは無料）で提供している他、ユーザー登録後に無料で利用できるエレコムの「SkyLink DDNS」、アイ・オー・データ機器の「iobb.net」も存在します。