
2025年10月20日現在、Amazon.co.jpで「Sanhao Store」が出品するAndroidタブレット「BNCF Bpad Mini Ultra」が販売されています。同日時点の価格は34,900円で、2025年10月31日まではクーポンの適用により29,900円(価格はいずれも税込)で購入可能です。
Bpad Mini UltraはAndroid 15で動作する8.4インチのタブレット端末で、商品ページでは"ゲーミングタブレット"と謳われています。
搭載されているSoCはMediaTek Dimensity 7300です。Arm Cortex-A78 4コア 2.5GHz + Cortex-A55 4コアのCPU部分、Arm Mali-G615 MC2のGPU部分から成るミドルレンジクラスのスマートフォン・タブレット向け製品であり、他社製品ではBlackview Active 10 Pro等で採用例がありますが、8インチクラスのタブレットでは2025年10月現在Bpad Mini Ultraが唯一の搭載製品と思われます。Headwolf FPad 7のDimensity 7050やAlldocube iPlay 70 mini ProのMT8791に比べ、CPU性能・GPU性能とも向上しているのが特徴です。
RAMはLPDDR5? 8GB、内蔵ストレージはUFS 3.1 256GBで、内蔵ストレージの空き容量を用いた最大12GB分のRAM拡張、microSDカードによるストレージ拡張を行えます。
ディスプレイには8.4インチ "FHD+"のIPS液晶パネルが用いられており、リフレッシュレートは最大90Hz、輝度は最大400nitsです。Xの@BNCFaiに投稿された筐体画像によると、スピーカーは本体の両短辺に各1基、合計2基搭載されており、横向き時にステレオでの音声再生が可能です。Widevine DRMはL1とされています。
無線LANはWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)対応、無線WANのうち4G LTEの対応周波数帯はBand 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/38/39/40/41/66です。プラットフォームとしては5G対応機種での利用が想定されているDimensity 7300ですが、Bpad Mini Ultraは5Gに対応していません。GNSSはGPS/GLONASS/Galileo/BeiDouがサポートされています。
バッテリー容量は6,050mAhで、最大18Wでの充電に対応しています。ただし付属の電源アダプタは5V/2Aまでの対応のため、18Wでの充電を行う場合は別途USB PD対応の電源アダプタを用意する必要があります。
「Ultra」の付かないBpad Miniとの主な違いは以下の通りで、SoCがSnapdragon 685からDimensity 7300に変更されたことによるパフォーマンスの向上が最大の相違点と言えます。
Bpad Mini Ultra | Bpad Mini | |
---|---|---|
OS | Android 15 | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 7300 | Qualcomm Snapdragon 685 |
RAM | 8GB (12GB拡張可) | 8GB (8GB拡張可) |
ストレージ | UFS 3.1 256GB | UFS 128GB |
無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE 802.11ax) | Wi-Fi 5 (IEEE 802.11ac) |