福岡大学 情報基盤センターは2月5日、同大学が実施している公開NTPサービスの終了に向けて一部サービスを実験的に停止することを告知しました。
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福岡大学は1993年からNTPサーバーを一般に公開していますが、近年はトラフィックの増大によるネットワーク運用のコスト増加が課題となっていました。
(2019年1月現在、約270Mbpsの帯域が常時使用されているとのことです)
トラフィック増大の一因としてNTPサーバーのIPアドレスがファームウェアにハードコーディングされた機器が多数流通していることが挙げられており、日本で販売されているものでもTP-Linkの無線LAN中継機がインターネットへの疎通確認のために福岡大学のNTPサーバーへのアクセスを頻繁に行っていることが問題になりました。
これまでもJANOG41などで将来的にサービスを停止する予定であることが伝えられてきましたが、福岡大学のNTPサービスで運用されているIPv4アドレス「133.100.9.2」「133.100.11.8」のうち、 今回は「133.100.11.8」のサービスが2019年2月6日 09:30から同年2月28日にかけて実験的に停止されるとのことです。