バッファロー、フラッグシップWi-Fi 6Eルーター「WXR-11000XE12」を発売・2基の10GbE端子と2.6GHzの4コアCPUを搭載

株式会社バッファローは2023年4月19日、無線LANルーター「WXR-11000XE12」を発表しました。価格はオープンで2023年5月上旬より出荷が開始される予定です。Amazon.co.jpでは2023年4月19日現在、44,591円(税込)・2023年5月1日発売予定で予約注文の受付が行われています。

最新規格「Wi-Fi 6E」、12ストリーム対応で独自の外付け「トリプルバンドダイポールアンテナ」を搭載したWi-Fiルーター フラッグシップモデルを5月上旬に発売 | バッファロー

WXR-11000XE12 : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー

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WXR-11000XE12は6GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)による最大4,803Mbps(4ストリーム/160MHz)、5GHz帯で最大4,803Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,147Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「AXE11000」クラスの製品です。

WAN端子1基とLAN端子1基が10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-Tに対応するほか、1000BASE-T対応のLAN端子を3基、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子を1基備えます。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはtransix・v6プラス・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパス・v6 コネクトに対応しています。

メッシュネットワーク構築機能としてWi-Fi EasyMeshをサポートする点は従来のバッファロー製ルーターと共通ですが、WXR-11000XE12同士をWi-Fi EasyMeshで接続する際のバックホールとして2.4GHz帯/5GHz帯に加えて6GHz帯を設定可能になりました。2022年9月の制度改正直後に発売されたWNR-5400XE6ではWi-Fi EasyMesh接続時の6GHz帯バックホールはサポートされておらず、今後対応予定とのことです。

セキュリティ機能は2023年に発売されたWXR-6000AX12Pと同じく「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」を利用できるものの、発売時点では実装されておらず後日対応予定とされています。

CPUは4コア 2.6GHz(メーカー・型番非公開)で、4コア 2.2GHzのCPUを搭載するWXR-6000AX12シリーズよりも性能が向上していることが見込まれます。プロセッサを含む内部コンポーネントの変更に伴ってか、最大消費電力はWXR-6000AX12Pの35.9Wから43.0Wに上昇しています。


バッファローのWi-Fi 6E対応ルーターとしてはWNR-5400XE6に続く第2の製品で、同社ルーターにおけるフラッグシップモデルとの位置付けです。Wi-Fi 6対応製品の上位モデルとして2019年から投入されているWXR-5950AX12/WXR-6000AX12シリーズの内、WXR-6000AX12Pのみバッファロー公式サイトで終売扱いとなっておらず、しばらくはWXR-11000XE12とWXR-6000AX12Pが併売されるものと見られます。