2022年9月3日 21:00現在、株式会社バッファローのウェブサイトで無線LANルーター「WNR-5400XE6」、および同機を2台セットにした「WNR-5400XE6/2S」の製品ページが公開されています。価格はオープンで発売時期は公表されていません。
Amazon.co.jpでは特定販路向けの同等仕様モデルとなるWNR-5400XE6/NおよびWNR-5400XE6/2SNの予約注文受付が行われており、価格はそれぞれ22,980円・43,980円(いずれも税込)で2022年9月9日に発売される予定です。
WNR-5400XE6 : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
WNR-5400XE6/2S : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
Wi-Fi 6E 到来!分かりやすく解説します | バッファロー
WNR-5400XE6は6GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)による最大2,401Mbps(2ストリーム/160MHz)、5GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大2,401Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で同573Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「AXE5400」クラスの製品で、MU-MIMOおよびビームフォーミングをサポートしています。
1基のWAN端子は2.5GBASE-T、3基のLAN端子は1000BASE-T対応です。USB端子は備わっていません。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはtransix・v6プラス・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパスに対応しています。
2022年より順次投入されている型番末尾「B」のWi-Fi 6ルーター同様、セキュリティ機能「ネット脅威ブロッカー」は「プレミアム」・「ベーシック」共に搭載されていません。SSID/事前共有キーに限らず旧ルーターからほぼ全ての設定を引き継ぐ「スマート引っ越し」に対応していますが、利用にあたっては旧ルーターが設定情報のアップロードに対応している必要があります。
2022年9月2日より日本国内で利用可能になった6GHz帯のWi-Fi 6Eにバッファロー製品として初めて対応し、他の無線LAN機器との干渉を受けにくくDFSによるレーダー波到来時の切断もない通信を利用可能です。
ただしWi-Fi EasyMeshによるメッシュネットワーク構築時に制約があり、6GHz帯をWi-Fi EasyMeshコントローラ・エージェント間のバックホールとして使用することができません。コントローラ・エージェントから子機への通信(フロントホール)に6GHz帯を使用する、もしくはWi-Fi EasyMeshではない従来の中継機能を用い親機と6GHz帯で接続することはできるものの、Wi-Fi EasyMesh利用時に6GHz帯のメリットを享受するためにはWi-Fi 6E対応の子機が必須となります。
また、電波強度に応じて周波数帯を切り替える「バンドステアリングLite」も6GHz帯に対応しておらず、2.4GHz帯/5GHz帯⇔6GHz帯の切替は子機の挙動に委ねられます。
ティザーサイトで示されていたシルエットの通りアンテナは筐体内蔵となり、WSR-5400AX6シリーズを拡大したようなデザインとなっています。筐体色はホワイトのみでカラーバリエーションは存在しません。型番の前方部分は従来製品で用いられていない「WNR」となり、IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)世代のトライバンド機で用いられた「WTR」ではありませんでした。
Wi-Fi 6EルーターはNECプラットフォームズが「Aterm WX11000T12」および「Aterm WX7800T8」を、TP-Linkが「Archer AXE75」および「Deco XE75」を国内市場向けに投入する予定です。