4基のM.2 SSDを搭載可能なTwin LakeベースのミニPC、Core 3 N355モデルも存在

2025年2月現在、AliExpressにて4基のM.2 SSDを搭載可能なミニPCが複数のセラーから出品されています。

CWWK X86-P6 Pocket NAS Board PC Intel i3-N355 N150 2xi226-V 2.5G DDR5 4800MHz 4xM.2 NVMe Firewall Router Mini PC Case 2xUSB3.2 2xHD – cwwk

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商品名はストアによって異なるものの、取扱先の1つであるCWWKのウェブサイトでは「X86-P6」と呼称されています。異なるのは商品名やRAM/ストレージの構成のみで、基本的な仕様に違いはありません。

主に搭載されているプロセッサは"Twin Lake"世代に属する4コア構成モデルのIntel Processor N150ですが、ストアによっては8コア構成のCore 3 N355を搭載した商品の取扱も確認できます。どちらも"Twin Lake"のため、CPUコア数・GPUコア数・動作周波数が異なるもののI/O部分に差はなく、インターフェイス類はどちらを搭載した商品でも共通となっています。

M.2 SSDはマザーボードから独立した基板に最大4基装着でき、いずれもPCI Express 3.0 x1での接続となります。マザーボード上にはDDR5 SODIMMスロットと無線LAN/Bluetoothモジュール用のM.2 B Keyスロットが各1基存在します。

外部接続インターフェイスはHDMI 2.0×2・2.5GBASE-T×2・USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Standard-A×2・DC電源端子がすべて一面に集約されており、10GBASE-T対応端子やSFP+スロット、USB Type-C端子などは存在しません。

筐体サイズは100mm×100mm×58.5mmで、カラーバリエーションはブラックとグリーンの2種が確認できます。放熱用にフィン形状となった天板部分には70mm径のファンを固定可能なネジ穴が設けられており、オプションのUSBファンを追加することで筐体内のファンおよびヒートシンクと合わせて冷却性能を強化できるとされています。

仕様はIntel N150を搭載するGMKtec NucBox G9に概ね類似し、筐体がコンパクトかつCore 3 N355搭載モデルも選択可能という点が主な違いと言えます。