エレコム、デュアルバンド構成のWi-Fi 7アクセスポイント3機種を投入

エレコム株式会社は2025年2月12日、無線LANアクセスポイント「WAB-BE72-M」・「WAB-BE36-M」・「WAB-BE36-S」を発表しました。価格はそれぞれ76,560円・60,500円・52,800円(いずれも税込)で2025年4月上旬より順次発売される予定です。

マネージ Wi-Fi 7 7200Mbps スタンダードモデル 無線アクセスポイント - WAB-BE72-M

マネージ Wi-Fi 7 3600Mbps スタンダードモデル 無線アクセスポイント - WAB-BE36-M

スマート Wi-Fi 7 3600Mbps スタンダードモデル 無線アクセスポイント - WAB-BE36-S

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WAB-BE72-Mは5GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大5,765Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE7200」クラスの製品です。このほかに無線LAN通信を行わないアンテナが1基存在し、DFS対象帯域を常時監視しレーダー波検出時に空きチャンネルへの即時切り替えを行うDFS障害回避機能で用いられます。

有線インターフェイスとして10GBASE-T対応端子と2.5GBASE-T対応端子を各1基備え、10GbE端子はPoE+(IEEE 802.3at)受電に対応しています。他の端子としてはシリアル端子、サービス(保守用)端子、USB Standard-A端子、DC電源端子が設けられており、別売のACアダプタ「WAB-EX-ADP1」を接続することでPoE+対応スイッチやインジェクタなしでの運用が可能です。

6GHz帯対応の上位モデルとして既に発売されているWAB-BE187-M同様、エレコムのクラウド型管理サービス「アドミリンク」に対応し、エレコム製NAS・スイッチを含めてブラウザ上での一元管理を行えます。


WAB-BE36-MおよびWAB-BE36-Sは5GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大2,882Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE3600」クラスの製品です。

どちらも2.5GBASE-T対応端子と1000BASE-T対応端子を各1基搭載し、2.5GbE端子はPoE+受電に対応しています。

WAB-BE36-Sはシリアル端子やUSB端子を搭載せず、最大接続台数はWAB-BE36-Mの半分となる256台(周波数帯ごとに最大128台)でDFS障害回避機能も利用不可といった機能上の違いがあるものの、筐体サイズがエレコムのWi-Fi 7アクセスポイントでは最小となる145×145×40mm(WAB-BE36-Mは200×200×42mm)に抑えられています。