SOHO/SMB向けWi-Fi 6ルーター「Aterm Biz SH6042A」の話題

2025年2月2日現在、OCNオンラインショップで無線LANルーター「Aterm Biz SH6042A」(BT0276-6042A)の商品ページが公開されています。同日時点の価格は32,450円(税込)です。

Aterm Biz SH6042A : Aterm Biz SHシリーズ : LAN/ネットワーク機器 : 製品 | NECプラットフォームズ

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Aterm Biz SH6042Aは5GHz帯でWi-Fi 7による最大3,603Mbps(3ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大574Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「AX4200」クラスの製品です。

WAN端子は1基、LAN端子は4基でいずれも1000BASE-Tまでの対応であり、2.5GBASE-T以上のマルチギガビット通信対応端子やUSB端子は備わっていません。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはtransix・v6プラス・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパス・v6 コネクトに対応しますが、いずれも固定IPサービスは利用できません。

付加機能としては複数台のSH6042Aを組み合わせてメッシュネットワークを構築する「メッシュ中継機能」、端末単位で通信の優先度を設定するQoS機能が利用可能です。

以上の仕様は2023年1月に発売されたAterm WX4200D5(PA-WX4200D5)と概ね共通であり、過去に発売されたAterm Biz SH621A1とAterm WX1800HP/AX1800HPの関係同様、個人向けモデルから一部機能を削減しクラウド型管理サービス「NetMeister」のサポートを追加したSOHO/SMB向けモデルとなっています。

NetMeister経由で多数のSH6042A(およびSH621A1)を一元管理できる点や、事前にNetMeisterへ登録した設定情報を基にゼロタッチプロビジョニングを行えるのはWX4200D5では実現できない特徴ですが、SH6042Aが冒頭の通り3万円台で登場したのに対してWX4200D5およびAmazon.co.jp向けSKUのAX4200D5は1万円台半ばで販売されており、価格差と機能差を考慮すると個人での使用を目的にSH6042Aを購入する理由はないと考えられます。