2018年9月6日に北海道胆振地方で発生した最大震度7の「平成30年北海道胆振東部地震」による通信サービスへの影響のとりまとめです。
携帯電話・BWA
NTTドコモ
北海道胆振地方中東部を震源とする地震の影響により、一部地域でドコモの通信サービスがご利用できない、またはご利用しづらい状況について(第17報:2018年9月12日 午後4時00分現在)
地震発生後より北海道の広域で通信サービスに障害が発生していましたが、厚真町(土砂災害発生地域・移動基地局車で対応)を除き9月11日 14:50までに全エリアが復旧しています。
釧路市では停電に伴い6日 16:26より「大ゾーン基地局」の運用が行われていましたが、7日 14:45までに終了しています。
復旧済みの地域
復旧済みの地域を図示した「復旧エリアマップ」が公開されています。
「00000JAPAN」開放地域
9月7日 11:00より、北海道全域のdocomo Wi-Fiが災害時統一SSID「00000JAPAN」で無料開放されています。
au(KDDI)
(復旧報:9月12日 13時30分現在)北海道胆振地方中東部を中心とした地震の影響について
地震発生後より北海道の広域で停電・伝送路障害により通信サービスに障害が発生していましたが、厚真町(土砂災害発生地域・通行止めが解除され次第復旧作業開始予定)を除き9月12日 13:01までに全エリアが復旧しています。
復旧済みの地域
復旧済みの地域を図示した「復旧エリアマップ」が公開されています。
「00000JAPAN」開放地域
9月7日 11:00より北海道全域のau Wi-Fi SPOT及びWi2のアクセスポイントが災害時統一SSID「00000JAPAN」で無料開放されています。
ソフトバンク
(全復旧報:携帯電話サービス)平成30年北海道胆振東部地震の影響について
地震発生後より北海道の広域で停電・伝送路障害により通信サービスに障害が発生していましたが、9月10日 22:58までに全エリアが復旧しています。
復旧済みの地域
復旧済みの地域を図示した「復旧エリアマップ」が公開されています。
「00000JAPAN」開放地域
9月6日午後より、北海道全域でソフトバンクWi-Fiスポットが災害時統一SSID「00000JAPAN」で無料開放されています。
UQコミュニケーションズ
北海道内の一部地域でWiMAX・WiMAX 2+に障害が発生していましたが、9月11日 17:30までに全エリアで復旧しています。
WiMAX・WiMAX2+通信障害(北海道地震によるサービス影響)|【公式】UQコミュニケーションズ
固定回線
NTT東日本
土砂災害で通信設備が罹災した厚真町を除き、停電・設備故障によるサービス停止はすべて解消されています。
この他、北海道全域で電報の配達に遅れが生じる場合があるとのことです。
また、北海道全域を対象として公衆電話の無料化が実施されていましたが、9月13日 09:00までに終了しています。
J:COM
地震発生直後より札幌エリアで停電によるサービス障害が発生していましたが、既に復旧している模様です。
その他
さくらインターネット
さくらインターネットの石狩データセンターは9月6日の地震発生直後、北海道電力からの特別高圧送電が停止した際にUPSのトラブルが生じ、一部サービスに障害が発生していましたが、07:44までに復旧し自家発電でのサービス提供を継続中とのことです。
9月8日に北海道電力からの送電が復旧したため自家発電設備を停止し、今後の電力不足による自家発電設備の再稼働も視野に入れた検討を行うとされています。