【2019年版】各メーカーのWi-FiルーターでVPNを使う方法

まとめ

市販のWi-Fiルーター、及び有線のみ対応のルーターでVPN(主にPPTP・L2TP/IPsecによるリモートアクセスVPN)を使えるかどうかを調べてみました。

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早見表

特定のプロトコルに対応する製品があるかどうかをメーカーごとに分類した表です。

当該メーカーのすべての製品が対応していることを示すものではありません。


PPTPL2TP
/IPsec
Open
VPN
IPsec
(拠点間VPN)
備考
BUFFALO
(AirStation)
×法人向け有線製品のみ
NECプラット
フォームズ
(Aterm)
××××NECの「UNIVERGE」は
VPN対応
ELECOM××××
I-O DATA×法人向け有線製品のみ
PLANEX有線製品のみ有線製品のみ有線製品のみ有線製品のみ
ASUS×
NETGEAR××
TP-Link法人向け製品のみ法人向け製品のみ

BUFFALO

一部を除きPPTP対応

BUFFALOのWi-Fiルーターは国内メーカーの個人向け製品としては珍しく多数の機種がVPNサーバー機能を備えており、標準でPPTPによるVPN接続を行えます。

ただ、型番がWSRから始まる機種(WSR-2533DHP/WSR-1166DHP2等)やWCRから始まる機種(WCR-1166DS)、WHRから始まる802.11ac対応機種(WHR-1166DHP/DHP2/DHP3)は対応していないため注意が必要です。

リモートアクセス(外出先から接続)でVPN(PPTP)サーバーと接続/通信できません | バッファロー
(ページ下部にPPTP対応機種の一覧あり)

IEEE 802.11acとPPTPに対応している機種は以下の通りです。

  • WXR-2533DHP / WXR-2533DHP2
  • WXR-1900DHP / WXR-1900DHP2 / WXR-1900DHP3 /WXR-1901DHP3
  • WXR-1750DHP / WXR-1750DHP2 / WXR-1751DHP2
  • WZR-1750DHP / WZR-1750DHP2
  • WZR-1166DHP / WZR-1166DHP2

上位機種はL2TP/IPsec対応

以下の機種はPPTPに加えてL2TP/IPsecにも対応しており、iOS 10やmacOS SierraのようなPPTP非対応の環境からも接続できます。

メッシュネットワーク製品はL2TP/IPsecのみ対応

2018年より「AirStation connect」ブランドで展開されているメッシュネットワーク対応ルーターもVPNサーバー機能を備えていますが、利用できるプロトコルはL2TP/IPsecのみとなっています。

有線のみのVPNルーターあり

有線ルーターのVR-S1000が「VPNルーター」としてPPTP・L2TP/IPsecに対応しています。

こちらは法人向けの性質が強い機種のため拠点間通信も可能です。

BHR-4GRV2は利用できるプロトコルがPPTPのみに限られますが、VR-S1000に比べて安価です。

NEC

AtermシリーズはVPNサーバー非対応

「Aterm」シリーズの個人向けWi-Fiルーターは基本的にVPNサーバーとして利用できません。

VPNパススルーには対応しているので、LAN内に別途VPNサーバーを構築しポート転送を設定してVPN接続を行うことになります。

IPsecまたはPPTPによるVPN接続を使用することにより、インターネットを経由してLAN側のIPsec機器/PPTPクライアントからWAN側のIPsec機器/PPTPサーバにアクセスすることができます。また、WAN側のIPsec機器/PPTPクライアントからLAN側のIPsec機器/PPTPサーバにアクセスするように設定することも可能です。

http://www.aterm.jp/function/wg2600hp3/guide/vpn.html

VPNパススルー機能|Aterm®WG2600HP2 ユーザーズマニュアル

auひかりのホームゲートウェイも非対応

NECはauひかりユーザー向けにルーター機能を持つホームゲートウェイを提供していますが、こちらもVPNサーバー非対応です。

VPNパススルー機能はAtermシリーズと同様に実装されているため、LAN内に配置したVPNサーバーへ接続することで対応されている方が多いようです。

ELECOM

VPNパススルーは多くの製品でサポートされていますが、VPNサーバー対応製品は皆無です。

I-O DATA

WN-AX2033GR2・WN-AX1167GR2はL2TP/IPsecに対応

2018年3月発売のWN-AX2033GR2、及び2017年11月発売のWN-AX1167GR2はL2TP/IPsecサーバー機能を備えています。

ダイナミックDNSサービス「iobb.net」と組み合わせての利用が想定されているようです。

WN-AX2033GR2 詳細ガイド|外出先から自宅のネットワークにアクセスする(VPNリモートアクセス)

WN-AX1167GR2 詳細ガイド|外出先から自宅のネットワークにアクセスする(VPNリモートアクセス)

一部製品がPPTPに対応

その他の一部機種はPPTPによるVPNサーバー機能を備えています。

「PLANT」シリーズ(WNPR2600G,WNPR1750G,WNPR1167F,WNPR1167G)のように新しくても対応していない場合や、WN-G300DGRのように多少古くても対応している場合があるので注意が必要です。

以下に対応機種の例を挙げます。

  • WN-AX2033GR
  • WN-AC1600DGR3
  • WN-AX1167GR・WN-AX1167GR/V6
  • WN-AC1167DGR3
  • WN-AG300DGR
  • WN-G300DGR

有線のみのVPNルーターは生産終了

無線LANルーターとは別にETG3-RシリーズなどのVPN対応有線ルーターが販売されていましたが、2018年に生産が終了しています。

特殊なVPN対応製品も

法人を対象にした「特定用途向け」製品として、IPsecによる拠点間通信を行えるBX-VP1や、LTE通信とOpenVPNに対応したUD-LT1があります。

PLANEX

現在販売されている無線LANルーターはいずれもVPNに対応しておらず、「どこでも日本」ブランドの有線ルーターであるMHC-VM1がPPTPに対応しています。

親機と子機のセットで販売されるMHC01とMHC1000は「独自方式による接続」を行うとされています。

MHC-VM1の他、OpenVPN対応のVR500-OV1とVPN-41FE-OV1、PPTP及びIPsec・L2TP/IPsec対応のVR500-A1とVPN-41FEが販売されています。

ASUS

日本で販売されているASUSのWi-Fiルーターは基本的にPPTPサーバー機能を備えており、RT-AC1200HP以外の機種はOpenVPNにも対応しています。

  • GT-AX11000:PPTP/OpenVPN
  • RT-AX88U:PPTP/OpenVPN/IPsec
  • RT-AC88U:PPTP/OpenVPN
  • RT-AC86U:PPTP/OpenVPN
  • RT-AC87U:PPTP/OpenVPN
  • RT-AC85U:PPTP/OpenVPN
  • RT-AC68U:PPTP/OpenVPN
  • RT-AC1200HP:PPTP
  • RT-AC3200:PPTP/OpenVPN
  • BRT-AC828:PPTP/OpenVPN/IPsec

NETGEAR

以下の機種がOpenVPNサーバー機能を備えています。

  • Nighthawk R7000
  • Nighthawk X4 R7500
  • Nighthawk X6 R8000
  • Nighthawk X8 R8500
  • Nighthawk X10 R9000
  • Nighthawk AX8 RAX80
  • Nighthawk AX12 RAX120

TP-Link

以下の機種がPPTP/OpenVPNによるVPNサーバー機能に対応しています。

  • Archer C6
  • Archer C1200
  • Archer C2300
  • Archer C3150
  • Archer C5400
  • Archer C5400X
  • Archer A2600

どのようにPPTP VPNサーバー機能を使用しますか? | TP-Link Japan

OpenVPNサーバー機能の利用に関して | TP-Link Japan

VPN対応の有線ルーター(TL-ER604WのみIEEE 802.11b/g/n対応)は「SafeStream」シリーズとして販売されています。

番外1:ひかり電話ルーターをVPNサーバーとして使う

「フレッツ光」や光コラボを契約すると貸し出されるひかり電話ルーターにはVPNサーバー機能があり、機器を追加することなく簡単にVPN接続を行えます。

プロトコルはL2TP/IPsecで、VPN接続中のスマートフォンでひかり電話を利用することもできます。

番外2:VPNサーバーを構築する

SoftEther VPN Server

SoftEther VPN プロジェクトによって提供されている「SoftEther VPN Server」はWindows/macOS/Linuxに対応したソフトウェアで、インストールしたPCをVPNサーバーとして使うことができます。

リモートアクセス VPN – SoftEther VPN プロジェクト

SoftEther VPN Server マニュアル – SoftEther VPN プロジェクト

OpenVPN

SoftEther VPN Serverと同様、インストールしたPCをVPNサーバーとして利用できます。

OpenVPNのインストール(Windows編) | OpenVPN.JP

NASをVPNサーバーにする

QNAPやSynologyのNASはVPNサーバーとして利用できます。

QNAP NAS を VPN サーバーとして設定する方法 :: セキュリティ、インターネット ::NAS :: QNAP

VPN Serverの設定 – DiskStation Manager – ナレッジベース | Synology Inc.

Raspberry Pi等をVPNサーバーにする

Raspberry Piのような安価・省電力のシングルボードコンピュータをVPNサーバーとしてセットアップする事例も多数見られます。

Raspberry PiでのVPNサーバ構築

コメント

  1. るっちょ より:

    2017/10 I-O DATAさんに問い合わせたところ、「VPNルータは在庫限り」との
    回答がありました。となるとBUFFALOさんの製品ですかねぇ。