【追記】I-O DATAの「WN-DAX3600XR」が認証通過 、10GbE/11ax対応ルーター?

総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」において、「I-O DATA DEVICE, INC.」の「WN-DAX3600XR」が2020年7月2日付で工事設計認証を受けたことが確認できます。

総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(『WN-DAX3600XR』の検索結果)

※2020/09/23追記:WN-DAX3600XRは2020年9月23日に発表されました。本記事は正式発表前・2020年7月時点の内容となります。

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「WN-DAX3600XR」はI-O DATAの無線LANルーターに近いルールの型番ですが、2020年7月31日時点で該当する製品が発表されていないものとなります。

「DAX」の識別子はIEEE 802.11ax("Wi-Fi 6")に対応する「WN-DAX1800GR」で用いられており、同製品と同じくIEEE 802.11axに対応する無線LANルーターであると思われます。
IEEE 802.11ax対応かつ数字部分が「3600」であることからクラスは「AX3600」と見られ、NECプラットフォームズ BL1000HW等と同じく5GHz帯で最大2,402Mbps、2.4GHz帯で最大1,147Mbpsの通信に対応することが考えられます。


WN-TX4266GRの認証通過時と同じく認証資料が公開されており、ここからいくつかの情報を読み取ることが可能です。

Test Reportには「10G Router」の表記があり、筐体の画像にもLEDおよび背面端子部分に「10G WAN」「10G LAN」の表記が見られるため、WAN端子とLAN端子各1基が10GBASE-Tに対応するルーターとなるようです。10GBASE-T対応の無線LANルーターはI-O DATAの製品では初となります。

中心に位置するチップは「ZX279121」で、Marvellの10GBASE-T PHY「88X3310」とNXP(旧Marvell)のIEEE 802.11ax対応チップセット「88W9064」が確認できます。