TP-Link、ルーターや中継機などWi-Fi 7対応製品のラインナップを拡充

Archer BE805

TP-Linkは2023年1月6日、CES 2023に合わせて複数の新製品を発表しました。

CES 2023 | TP-Link Exhibits Complete WiFi 7 Networking Solution for Homes, Enterprises, and ISPs

CES 2023 | TP-Link Product-List Page

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Wi-Fi 7対応製品

Archer BE805

Archer BE805 | BE19000 Tri-Band Wi-Fi 7 Router | TP-Link

Archer BE805は6GHz帯でIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大11,520Mbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大5,760Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE19000」クラスの無線LANルーターです。

10GBASE-T対応のWAN端子を2基、1000BASE-T対応のLAN端子を4基、USB 3.0端子を2基備えています。無線部分の仕様が共通のArcher BE800と異なり2.5GBASE-T対応LAN端子は存在せず、筐体デザインの変更により前面のLED screenも省略されました。

従来のTP-Link製品と同様にセキュリティ機能「TP-Link HomeShield」を搭載する他、"EasyMesh"ベースのメッシュネットワーク構築にも対応しています。

この他、CES 2023の特設ページでは2022年11月に発表済みのArcher BE900・Archer BE800・Archer BE550・Archer GE800も取り上げられています。

Deco BE65-5G

Deco BE65-5G | BE33000 Whole Home Mesh WiFi 7 System | TP-Link

Deco BE65-5Gは6GHz帯1・6GHz帯2でそれぞれIEEE 802.11beによる最大5,760Mbps(4ストリーム/160MHz)、5GHz帯で最大4,320Mbps、2.4GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大574Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE11000」クラスのメッシュルーターです。

製品ページではDeco BE65-5Gがクアッドバンド「BE33000」クラスとされていますが、リリース内ではトライバンド「BE11000」と表記されており、型番からもこちらが正しいと思われます。

Wi-Fi 7対応のDecoシリーズでは初めて5G NRによる無線WAN接続をサポートし、有線でのインターネット接続を行えない環境でも最大3.4Gbpsの5G通信を利用できます。また、背面に備わった3基の2.5GBASE-T対応WAN/LAN端子からの有線接続も可能です。

この他、CES 2023の特設ページでは2022年11月に発表済みのDeco BE95・Deco BE85・Deco BE65、Wi-Fi 6対応のDeco X50-Outdoor・Deco X50-PoEも取り上げられています。

RE800BE

RE800BE | BE19000 Tri-Band Wi-Fi 7 Range Extender | TP-Link

RE800BEは6GHz帯でIEEE 802.11beによる最大11,520Mbps、5GHz帯で最大5,760Mbps、2.4GHz帯で最大1,376Mbpsの通信に対応するトライバンド「BE19000」クラスの無線LAN中継機です。

筐体デザインや無線部分の仕様はArcher BE800に類似しますが、LAN端子数は10GBASE-T×1と1000BASE-T×2に削減され、USB端子も備わっていません。

同時に発表されたトライバンド「BE9300」クラスのRE550BEも含め、複数台の対応機器を組み合わせて"EasyMesh"ベースのメッシュネットワークを構築できます。

Wi-Fi 6対応製品

Archer Air R5

Archer Air R5 | AX3000 Dual-Band Wi-Fi 6 Air Router | TP-Link

Archer Air R5は5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大2,402Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大574Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「AX3000」クラスの無線LANルーターです。

アンテナ内蔵の筐体は厚さが8mm(最薄部)に抑えられ、壁面に取り付けて運用することが想定されています。中国市場に投入されているTL-XDR3000易展Turbo版など"A5纸片路由"シリーズに類似したデザインで、底面には電源端子(中国市場向け製品と共通であればUSB Type-C端子)のほか2基の1000BASE-T端子が存在します。

他の"EasyMesh"対応機器と組み合わせてメッシュネットワークを構築できる他、中継機の「Archer Air E5」も計画されているようです。