TP-Link、SFP+スロット搭載のメッシュWi-Fi 7ルーター「Deco BE95」を発表・10GbEで有線バックホール接続が可能に

TP-Linkは2022年11月14日、メッシュネットワーク製品「Deco BE95」を発表しました。アメリカでは2022年12月31日から予約注文受付が開始され、2023年の第1四半期に1199.99USD(2ユニットパック)で発売される予定です。日本国内での販売予定や価格などの情報は明らかになっていません。

Deco BE95 | BE33000 Whole Home Mesh WiFi 7 System | TP-Link

スポンサーリンク

Deco BE95は6GHz帯1・6GHz帯2でそれぞれIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大11,520Mbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大8,640Mbps、2.4GHz帯で最大1,148Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するクアッドバンド「BE33000」クラスの製品です。

有線インターフェイスとして10GBASE-T対応端子を1基、2.5GBASE-T対応端子を2基備える他、SFP+スロットとRJ-45端子のコンボ(排他仕様)となった10GbEポートが存在し、いずれもWAN/LANの自動検知に対応します。DecoシリーズにおけるSFP+スロットの搭載例は本機が初で、複数の10GbE端子を搭載したことにより10GbEでの有線バックホール接続も可能となりました。

本機を含むWi-Fi 7世代のDecoシリーズは「Deco System V3」と呼称され、複数の周波数帯や有線・電力線通信(対応製品のみ)を統合してバックホール接続を行えるようです。また、Android/iOS向けの「Deco」アプリも2022年10月にv3.0へのアップデートが実施済みで、ユーザーインターフェイスが一新されています。

セキュリティ機能は引き続き「TP-Link HomeShield」が搭載され、ペアレンタルコントロールやQoS機能もHomeShield上で提供されます。