2024年12月5日現在、Ubiquitiのアメリカ向け公式サイトで無線LANアクセスポイント「E7」・「E7 Campus」・「E7 Audience」の製品情報が公開されています。このうちE7はUbiquiti Storeで注文受付が開始されており、価格は499USD(約74,930円)です。
UniFi E7 Audience - Tech Specs
Access Point E7 - Ubiquiti Store United States
E7(Enterprise 7)シリーズはいずれもWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応し、想定される運用環境が異なる3モデルで構成されます。
現行のU7シリーズ(U7 Pro・U7 Pro Max・U7 Pro Wall・U7 Outdoor)が2.5GBASE-Tまでの対応に留まっていたのに対し、E7シリーズでは3モデルすべてが10GBASE-Tに対応しました。さらに1000BASE-T対応端子も1基追加され、PoE++(IEEE 802.3bt)給電および通信の冗長化が可能となっています。
E7は6GHz帯でWi-Fi 7による最大11.5Gbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大8.6Gbps(4ストリーム/240MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE21000」クラスの製品です。
無指向性アンテナを筐体に内蔵した屋内利用向けのモデルで、付属のマウントキットを使用した壁掛けまたは天井への設置、VESAマウントへの取り付けが可能です。
E7 CampusはE7同様、6GHz帯でWi-Fi 7による最大11.5Gbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大8.6Gbps(4ストリーム/240MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE21000」クラスの製品です。
E7の無指向性アンテナに代えて指向性アンテナを搭載した屋外設置向けのモデルであり、端子部分を保護する付属のWaterproof Door Kitを装着することでIP67等級の防水・防塵性能を確保できます。
アメリカでは2025年1月に発売される予定です。
E7 Audienceは6GHz帯1でWi-Fi 7による最大11.5Gbps(4ストリーム/320MHz)、6GHz帯2で最大11.5Gbps、5GHz帯で最大8.6Gbps(4ストリーム/240MHz)の通信に対応したトライバンド「BE32000」?クラスの製品です。2.4GHz帯には対応していません。
Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)世代のWiFi BaseStation XGと同様、クライアントが極めて多いイベント会場等での利用が想定されたモデルで、屋外運用のためにIP68等級の防水・防塵性能を備えています。
アメリカでは2025年3月に発売される予定です。