6基のSSDを搭載できる小型NAS「Beelink ME mini」が約4.8万円で注文受付中、N150 + デュアル2.5GbE仕様

2025年5月12日現在、Beelink公式サイトにおいて「Beelink ME mini」の注文受付が行われています。同日時点の価格は2TB SSD搭載モデルが329USD(約48,000円)、注文不可状態の4TB SSD(2TB SSD×2)搭載モデルが429USD(約62,540円)です。

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Beelink ME miniは99.2×98.3×D99mmのコンパクトな筐体に最大6基のM.2 SSDを搭載でき、NASの構築に向く小型PCです。プロセッサは類似コンセプトのGMKtec NucBox G9CWWK X86-P6と同じく、4コア/4スレッド・ターボ時最大3.6GHzのCPUと24EU・最大1GHzのIntel Graphics GPUから成るIntel Processor N150が搭載されています。RAMは12GBのLPDDR5が搭載されており、ユーザーによる換装・拡張は行えません。

中国市場向けの零刻 ME miniにはN150ではなく"Alder Lake-N"のIntel Processor N200が搭載されていますが、搭載プロセッサとSSDが付属しない点を除いた仕様はBeelink ME miniと共通です。

筐体内部にはタワー状のヒートシンクを取り巻くように6基のM.2スロットが設けられており、M.2 2280形状のNVMe SSDを最大6基まで搭載できます。PCI Expressのバージョンとレーン構成はシステム用ドライブとしても使用できる1基のみPCI Express 3.0 x2(およびSATA)、残る5基はPCI Express 3.0 x1となっています。また、M.2 SSDとは別に64GBのeMMCが存在し、TrueNASなど比較的軽量なシステムであればSSDを使用することなく導入可能です。

有線LANインターフェイスはIntel I226-Vを用いた2.5GBASE-T対応のRJ-45端子が2基存在します。無線LANはIntel Wi-Fi 6 AX101を搭載し、5GHz帯でWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)による最大600Mbpsの通信を行えます。その他のインターフェイス類は以下のような構成です。

  • 本体前面
    • USB 10Gbps Type-C×1(データ専用)
  • 本体背面
    • USB 10Gbps(USB 3.2) Standard-A×1
    • USB 2.0 Standard-A×1
    • HDMI端子×1
    • RJ-45端子×2
    • AC電源端子×1

カラーバリエーションはパールホワイト・ミッドナイトグレー・ピーコックブルーの3種が用意されているものの、2025年5月12日時点で注文可能なのはパールホワイトのみとなっています。