BUFFALO、11ax("Wi-Fi 6")ルーター3機種を今夏発売

株式会社バッファロー(BUFFALO)は4月23日、無線LANルーター「WXR-5700AX7S」「WSR-5400AX6」「WSR-1800AX4」の情報を一部公開しました。
いずれも2020年夏に発売される予定です。

また、特設サイト「Start! Wi-Fi 6」が開設されています。

Wi-Fi 6(11ax)対応ルーター3モデルを今夏発売 | バッファロー

Start! Wi-Fi 6 | バッファロー

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BUFFALOはIEEE 802.11ax("Wi-Fi 6")に対応する無線LANルーターとして「WXR-5950AX12」を2019年10月に発売していますが、今回公開された3機種はいずれもWXR-5950AX12と同じくIEEE 802.11axに対応しています。

WXR-5700AX7SWSR-5400AX6WSR-1800AX4WXR-5950AX12
(発売済)
クラスAX5700AX5400AX1800AX6000
最大通信速度
(5GHz帯1)
4,803Mbps
(4str/160MHz)
4,803Mbps
(4str/160MHz)
1,201Mbps
(2str/80MHz)
4,803Mbps
(4str/160MHz)
(8str/80MHz)
最大通信速度
(5GHz帯2)
----
最大通信速度
(2.4GHz帯)
860Mbps
(3str/40MHz)
573Mbps
(2str/40MHz)
573Mbps
(2str/40MHz)
1,147Mbps
(4str/40MHz)
アンテナ外付け内蔵内蔵外付け
WAN端子10GBASE-T×11000BASE-T×11000BASE-T×110GBASE-T×1
LAN端子1000BASE-T×41000BASE-T×41000BASE-T×410GBASE-T×1
1000BASE-T×3

「ハイパフォーマンスモデル」の「WXR-5700AX7S」はWXR-5950AX12に似たデザインの筐体と外部アンテナを持ち、5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大4,803Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯でIEEE 802.11axによる最大860Mbps(3ストリーム/40MHz)の通信に対応する「AX5700」クラスのルーターです。

WXR-5950AX12と同じくWAN端子は10GBASE-Tに対応していますが、4基のLAN端子はいずれも1000BASE-Tまでの対応となっており、2.4GHz帯の通信速度やLAN端子の仕様で上位モデルとの差別化が図られるようです。

「AX5700」クラスの製品はあまり例がなく、現時点で市販されているものはNETGEARがCostco専売で供給している「RAX75」(国内未発売)程度です。

「プレミアムモデル」の「WSR-5400AX6」は5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大4,803Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯でIEEE 802.11axによる最大573Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応する「AX5400」クラスのルーターで、このモデルのみ現行製品とは異なる筐体デザインが採用されています。

WAN端子(1基)・LAN端子(4基)は共に1000BASE-Tまでの対応です。

同クラスの製品としてはNETGEAR Nighthawk AX6 RAX50やD-Link DIR-X5460が発表されています。

「エントリーモデル」の「WSR-1800AX4」は5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大1,201Mbps(2ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯でIEEE 802.11axによる最大573Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応する「AX1800」クラスのルーターで、現行のWSR-2533DHPL2シリーズ等に似たデザインのアンテナ内蔵筐体となるようです。

WAN端子(1基)・LAN端子(4基)は共に1000BASE-Tまでの対応です。

5GHz帯の通信速度は上位モデルに比べて劣りますが、現在市販されているIEEE 802.11ax対応スマートフォン(iPhone 11シリーズ・iPhone SE (第2世代)・Galaxy S20シリーズ・Galaxy Note10+シリーズ・Galaxy S10シリーズ等)は大半が最大1,201Mbps対応のため、WSR-1800AX4でもルーター側の帯域を余すことなく活用できます。

同クラスの製品としてはNETGEAR RAX20やASUS RT-AX56Uが国内向けに発表されています。