I-O DATA、10GbE対応Wi-Fi 7ルーター「WN-7T94XR」を2万円台で発売

株式会社アイ・オー・データ機器は2024年4月24日、無線LANルーター「WN-7T94XR」を発表しました。価格はオープンで2024年5月上旬に出荷が開始される予定です。Amazon.co.jpでは27,800円(税込・2024/04/24時点)、2024年5月15日発売予定で予約注文受付が行われています。

WN-7T94XR 10Gbps対応Wi-Fi 7トライバンドルーター | アイ・オー・データ機器 I-O DATA

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WN-7T94XRは6GHz帯でIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大5,765Mbps(2ストリーム/320MHz)、5GHz帯で最大2,882Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「BE9400」クラスの製品です。アイ・オー・データ機器製品では初めてのWi-Fi 7対応機種となります。

2024/04/24追記:初出時に6GHz帯の空間ストリーム数が誤っていたため訂正しました。ご指摘頂きありがとうございます。

10GBASE-T対応のWAN端子を1基、2.5GBASE-T対応のLAN端子を3基備え、WN-DAX6000XRのようなデュアル10GbE対応ではないものの、WAN/LANの両方でマルチギガビットの通信を行えます。USB端子は存在しません。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはインターネットマルチフィード提供の「transix」(DS-Lite/固定IP)のみに対応し、その他サービス(v6プラス・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパス・v6 コネクト)には後日対応予定とされています。

製品ページには搭載プロセッサに関する記述がありませんが、リリース内でQualcomm Immersive Home 326(Arm Cortex-A53 4コア 1.5GHz)の採用が明らかになっています。アイ・オー・データ機器の無線LANルーターにおいてQualcomm製プラットフォームの採用が明言されるのはWN-7T94XRが初と思われます。

私どもは、アイ・オー・データ機器から本日発表のあったWi-Fi 7の新商品の心臓部に、Qualcomm Immersive Home 326 platformを提供できることを喜ばしく思います。

https://www.iodata.jp/news/2024/information/wn-7t94xr.htm

通信可能な時間を端末(MACアドレス)単位で制限するペアレンタルコントロール機能、既存ネットワークに接続して利用する中継機能・コンバーター機能は実装されているものの、他の機種に見られるネットフィルタリング機能やメッシュネットワーク構築機能は利用できません。

筐体デザインは2023年12月時点で予告されていた通り、全体を白でまとめたアンテナ内蔵のものとなっています。サイズはW180×H247×D65mm、本体の質量は約1.4kgです。