ソフトバンク、「SoftBank 光・10ギガ」向けに10GbE/Wi-Fi 7対応ホームゲートウェイの提供を開始

ソフトバンク株式会社は2025年4月8日、インターネット接続サービス「SoftBank 光・10ギガ」向けに「ホームゲートウェイ(S)」の提供を2025年4月16日より開始することを発表しました。レンタルに伴う月額利用料は550円です。

最新規格Wi-Fi 7対応の「SoftBank 光・10ギガ」向け新ルーターを提供開始 | 企業・IR | ソフトバンク

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ホームゲートウェイ(S)はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)および10GBASE-Tに対応する無線LANルーターとしての機能を備えた宅内機器です。2025年4月時点では詳細な仕様は公開されておらず、明らかになっているのは無線LANインターフェイスが6GHz帯/5GHz帯/2.4GHz帯のIEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/nに、WAN端子とLAN端子が10GBASE-Tに対応し、筐体サイズがH271.5×W195×D53mmであることのみです。

筐体サイズおよび仕様から判断すると2024年に工事設計認証を通過した「10G E-WMTA 1.0(EVO310G)」と同一の機器であり、製造元は台湾Sercomm Corporation、10GBASE-T対応LAN端子は4基のうち1基で残りは1000BASE-T対応であると思われます。

また、「SoftBank 光」・「SoftBank Air」のオプションである「メッシュWi-Fi」にも対応しており、ホームゲートウェイ(S)を親機として「メッシュWi-Fi」の機器を子機として接続できます。

ソフトバンクはこれまで10GbEに対応する専用の宅内機器を提供しておらず、「SoftBank 光・10ギガ」では回線卸元のNTT東日本・NTT西日本が提供するXG-100NEを「ホームゲートウェイ(N)」としてONUに接続し、電話機能を利用する場合は10GbE非対応の光BBユニットをホームゲートウェイ(N)の配下に接続する形態が採られていました。

ホームゲートウェイ(S)の提供開始に伴い、「SoftBank 光・10ギガ」の新規加入者を対象とするホームゲートウェイ(N)と光BBユニットレンタルの申込受付は終了し、ホームゲートウェイ(S)に1本化されることになります。