ASUS、クアッドバンドWi-Fi 7ルーター「ROG Rapture GT-BE98」を13万円台で国内発売

ASUS JAPAN株式会社は2024年4月19日、無線LANルーター「ROG Rapture GT-BE98」を発表しました。Amazon.co.jpでは136,182円(税込・2024/04/19現在)、2024年4月26日発売予定で予約注文の受付が行われています。

ROG Rapture GT-BE98 | Gaming networking|ROG - Republic of Gamers|ROG 日本

WiFi7対応、ゲーム通信を高速かつ低遅延にし、商用レベルのセキュリティとAiMeshによるシームレスな接続を実現するゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE98」を発表 | ASUS JAPAN株式会社のプレスリリース

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ROG Rapture GT-BE98は6GHz帯でIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大11,529Mbps(4ストリーム/320MHz)、5GHz帯1で最大5,764Mbps(4ストリーム/160MHz)、5GHz帯2で最大5,764Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するクアッドバンド「BE25000」クラスの製品です。ASUSの国内市場向け無線LANルーターでは初のWi-Fi 7対応例となります。

CPUはBroadcom BCM4916と推定される4コア 2.6GHzで、2GBのRAMと256MBのフラッシュメモリを備えています。搭載されている端子類の構成は下記の通りです。従来のROG Raptureシリーズよりも2.5GBASE-T対応端子が増加したものの、RT-BE88U(国内未発売)やRT-AX89Xに搭載されているSFP+スロットは存在しません。

    ROG Rapture
    GT-BE98
    ROG Rapture
    GT-AX11000 Pro
    ROG Rapture
    GT-AXE16000
    (国内未発売)
    RT-BE88U
    (国内未発売)
    10GBASE-T端子WAN/LAN兼用×1
    LAN×1
    WAN/LAN兼用×1WAN/LAN兼用×2WAN/LAN兼用×1
    LAN×1
    SFP+スロット---WAN×1
    2.5GBASE-T端子WAN/LAN兼用×1
    LAN×3
    WAN×1WAN×1WAN/LAN兼用×1
    LAN×3
    1000BASE-T端子LAN×1LAN×4LAN×4LAN×4
    USB端子USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1
    USB 2.0 Standard-A×1
    USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1
    USB 2.0 Standard-A×1
    USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1
    USB 2.0 Standard-A×1
    USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1

    メッシュネットワーク構築機能「AiMesh」やセキュリティ機能「AiProtection」、リモートアクセスVPN機能「Instant Guard」等の付加機能は従来モデルと変わりません。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続機能はMAP-E方式のv6プラスおよびOCNバーチャルコネクトに対応し、一部モデルで対応が開始されているDS-Liteには発売時点で非対応です。

    なお、5GHz帯の一方を6GHz帯に置き換えた6+6+5+2.4GHz構成の上位モデル「ROG Rapture GT-BE98 Pro」も存在しますが、こちらの国内投入は2024年4月時点でアナウンスされておらず、国内機関の各種認証も通過していません。GT-BE98 Proのスペックを活用するには重複しない320MHz幅のチャンネルを2つ確保する必要があるため、無線LANシステム向けの6GHz帯が5,925MHz~6,425MHzの500MHz幅に留まっている日本での発売の可能性は低いと思われます。(無線LANの速度が異なる点を除き、GT-BE98 Proの仕様はGT-BE98と共通です)