Acerは2023年1月7日、CPE「Predator Connect X7 5G CPE」および無線LANルーター「Predator Connect T7」を発表しました。価格や発売時期等は同日時点で明らかにされていません。
Predator Connect X7 5G CPE | Wi-Fi 7 5G ルーター | Predator | Acer 日本
Predator Connect T7 | Wi-Fi 7 メッシュルーター | Predator | Acer 日本
Connect X7とConnect T7はどちらもIEEE 802.11be（Wi-Fi 7）に対応する無線LANアクセスポイントとしての機能を持ちます。周波数帯ごとの通信速度は明示されていませんが、トライバンド「BE11000」クラスとの表記があることから6GHz帯で最大5,760Mbps、5GHz帯で4,324Mbps、2.4GHz帯で574Mbpsといった構成が考えられます。
同構成の製品としてはTP-Link Deco BE65やLinksys Velop Pro 7などが登場済みです。どちらも6GHz帯で320MHz幅、5GHz帯で240MHz幅の帯域を用いることにより、周波数帯あたり2ストリームながら合計10,000Mbps超の通信速度を実現しています。
有線部分の仕様もほぼ不明なものの、1基のWAN端子と2基のLAN端子（うち1基は"Game Port"）を備えていることが公式プロモーション動画や製品画像から確認できます。Connect X7はこれに加えて5G NRによる最大3.5Gbpsの無線WAN接続に対応し、5Gをメイン、有線接続をバックアップとするデュアルWAN運用も可能とされています。
どちらも上部にスリットを設けた四角柱状の筐体デザインで、Connect X7は黒、Connect T7は白を基調にまとめられています。
搭載されているプロセッサの詳細は非公開ですが、リリース内でQualcomm Technologiesとの協業が謳われており、同クラスのLinksys Velop Pro 7で採用実績のあるNetworking Pro 620、もしくはImmersive Home 326の搭載が考えられます。
