TP-Link Deco BE85が320MHz幅の通信に対応、本体をメーカーに送付し番号更新が必要

ティーピーリンクジャパン株式会社は2024年3月19日、「Deco BE85」における320MHz幅通信の利用方法に関する対応を公表しました。

Deco BE85における帯域幅320MHz通信の使用とその対応について | TP-Link 日本

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IEEE 802.11be(Wi-Fi 7)では6GHz帯の最大帯域幅が従来(IEEE 802.11ax / Wi-Fi 6E)の160MHzから320MHzに拡大されていますが、Deco BE85が日本市場で発売された2023年9月の時点では国内の制度改正が未了だったため、日本向けのDeco BE85は最大帯域幅を160MHzに制限した状態となっていました。

2023年12月の制度改正完了を以て日本国内の無線LANシステムでも320MHz幅を占有する通信を利用可能になったものの、情報通信認証連絡会(ICCJ)が定める「同一認証番号とする場合のガイドライン」(2024/03/01公開の第4.0版時点)には6GHz帯の帯域幅変更に関する規定が含まれていないことから、既存の6GHz帯無線設備で無効化されていた320MHz幅の通信を利用するためには改定後の認証を別の番号で再度受け直す必要があります。Deco BE85もこの例に漏れず、発売時の番号(007-AM0073)とは異なる番号(007-AN0004)で工事設計認証を再通過したことが公表されていました。

今回の対応はこの番号変更に伴い、007-AM0073の表記があるDeco BE85本体をTP-Linkに送付し、007-AN0074表記のラベルへの貼り替えを行うものとなります。

ユーザーによる証明ラベルの貼り付けは制度上認められておらず、工事設計認証を受けた際の認証取扱業者が行う必要があります。過去にはUPQ Inc.がAndroidスマートフォン「UPQ Phone A01」に適切な表記を行っていなかったため、対象製品を回収した事例が存在します。

総務省|安全・信頼性の向上|電気通信機器の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例について

Deco BE85のユーザーは sales.jp@tp-link.com 宛にメールで連絡を行うと送付方法が案内され、着払いで送付したDeco BE85本体が返却された後に320MHz幅対応ファームウェアへのアップデート方法がメールで連絡されるとのことです。送付する必要があるのはDeco BE85本体のみで、パッケージやその他付属品は不要です。